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「自分たちのやりたいプレイに合わせているところです」、Alem4oによる"G2スーパーチーム"メイキング

今なお問題解決に取り組んでいるG2だが、シャーロットではどこまで行けるだろうか?

Image via Ubisoft/@itsmeerror

昔からのシージファンなら、G2 Esportsの名前からは成功や権能を連想するかもしれない。しかし新しいファンベースにとっては、G2 Esportsという名前にはインチキがくっついている。最初のスーパーロースターが大失敗に終わると、SI 2021では北米チャレンジャーリーグのチームに倒されて帰宅。メキシコメジャーではグループステージを生き残れず、スウェーデンメジャーとSI 2022の出場も逃したという、ミームの素材のようなチームだからだ。最優秀の地位から、中堅どころになっている。

凄まじいロースターの再構築を経て、G2 Esportsはチームにとって世界規模でも最悪のスランプ期、つまり世界の舞台に出場できない期間を271日で終わらせた。 

チームがシャーロットメジャーにたどり着いた方法は、最先端スタイルとは異なるものだった。EUリーグの最終日を2位で迎えたG2 Esportsだが、Team BDSに1-7で屈したことで、突如として未来がその手元から去ってしまった。代わりに選手たちは、Rogueを倒してくれるようHeroicを当てにしたのだった。 

「みんなでHeroicに本気の声援を送っていたんです。チームスピークで、1ラウンドごとに大声で叫んでいました。私とDoki、Shas、Jakeの4人で見ていたと思います。BenとPranoは一緒にいなかったけど、彼らの分も応援していました」とKarl "Alem4o" Zarthは語ってくれた。 

HeroicがRogueに対し6つのラウンドスコアを取った時点で、すべてが決まった。G2 Esportsのシャーロットメジャー行きが確定したのだ。

しかし、そんな歓喜が起きる前、G2のオフィスは不安でいっぱいだった。ベルリンに拠点を置くこのロースターは、クラブハウスでBDSに粉砕されており、そのときのG2の攻撃もペースを欠いたものだった。8ラウンドが終わったところですべてが決まった。 

「BANでちょっとやられたんですよ。向こうはHibanaをBANすると分かっていました。私たちがHeroic戦でちょっと苦戦したのを見ているからです。だからHibanaは当然のBAN。私たちはダブルハードブリーチャーBANを試みたんですが、その影響は向こうよりもこっちの方が大きかったんです。でも自分たちにはそういうプレイもできるし、試合にも勝てるつもりでした。例えば、ティア1チームとのスクリムだとこれでうまくいっていたんです。でもBDSはこのBANの弱点を、他のチームよりもたくさん見せてきたんだと思います」と詳しく説明してくれた。

G2 Esportsのステージ1は、完璧さとは程遠いものだった。オーバータイムなしでRogueとMNM Gamingを倒し、期待をもたせるスタートを切ったものの、その後はLFO、Heroic、Outsidersを相手に3連敗してしまう。上位4チームのロースターに対するG2のパフォーマンスは、下位チームに対する安定性、つまりNatus Vincere、Team Secret、PWNZに対して9点中9点を獲得したことでプラマイゼロとした。 

「私たちはまだ、多くのことを適応させている最中です。例えば、ステージ1ではHeroicとw7m esportsがとても良いプレーをしていましたが、それはこの2チームがシックスインビテーショナルを戦う必要がなく、ステージ1に向けて4ヵ月の準備期間があり、4ヵ月ずっと練習を続けていたからなんです」と彼は言う。

このチームが年初に作られ、わずか1ヵ月ほど前に公式戦の第一歩を踏み出したという事実を見逃すわけにはいかない。より厳密に言うと、Alem4oはブラジルリーグという、ヨーロッパのトップリーグとは比べようもない場所からやってきたのだ。

このブラジル人選手は、ロースター作成のことについても振り返る。彼によると、シックスインビテーショナル2021でG2と戦った後にコンタクトがあったものの、Alem4oはビザの問題でチームに参加することができなかったそうだ。「その1年はずっと、SIの後にG2に入ることになると分かっていたので、例えばTeam Liquidからのオファーは断ったんです。他のチームは私がヨーロッパに行くことを既に知っていました」。

シックスインビテーショナル2021の後のG2の当初の計画は、彼とだけ契約することだったとAlem4oは明かす。しかし、チームの年間成績が失望させられるものだったため、より掘り下げた再構築が必要となった。

「思うにスウェーデンメジャーの後、G2はメンバーを全員変えようと決めたんです。パリで考えていたのは、私とチームメイト1人を入れ替えることだけで、多分誰か一人をキックしたかったんでしょう。それからスウェーデンメジャーが来て、出場できなくなって、メンバーを全員変えてBenとJakeだけにしようと決めた。それで私に連絡を取って、どの選手とプレイしたいかと尋ねられたんですが、私はヨーロッパの選手については彼らほど詳しくなかったんです」

「その後、向こうはRogueに連絡を取ってPranoとAceeZを雇おうとしたんですが、結局のところAceeZは彼らにとって良い選択肢じゃなかった。そこで、同じくチームに入りたがっていたDoki を雇うことにしたんです。彼はBenの友人で、私の友人で、良い選手です。年末ごろ、12月か1月あたりには、既に全選手が分かっていました」。

1人のブラジル人選手を含む、3人の新選手が加わったことを踏まえると、我々は今ステージを通してのG2の進化を別の視点から見なければならない。新しい仲間とともに適応し、経験を積むことが不可欠だ。特に、Team BDSやHeroic、LFOのような、ここ数ヵ月でそれほど変更していないチームのいる大会では。

「まだ自分たちがやりたいプレイスタイルに適応しているところなんです。自分の昔のチームの、ブラジルメタのようなプレイはしません。自分でも適応しようとしているところです。DokiもNa'Viでプレイしていたようにはプレーしていません。全員が新しいプレイスタイルを見つけるために適応しようとしているんです。それが最善の選択です。少し苦戦していますが、うちのチームには桁違いの選手たちがいますからね」。

人々は今後の数ヵ月で別バージョンとなったG2 Esportsに期待するはずだが、どうなるかは時が来れば分かるだろう。Lorenzo "Lagonis" Volpiとともにシャーロットでの唯一のメジャーチャンピオン経験者であるAlem4oは、チームに何が必要かを分かっている。シナジーだ。「チームの雰囲気が良ければ、メジャーで優勝できますよ。ほどよくリラックスして、みんなで楽しんでプレイすれば勝てるんです。自分たちでストレスを抱え込む必要はありません。あらゆる試合がゲームチェンジャーになり得るんですから」。

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